2019.09.16
再生資源リサイクルってなんだろう
これまで一般廃棄物・産業廃棄物として排出してきた廃棄物を有価物・再生資源として細分化・処理する取り組みです。
主要品目について解説いたします。
→びん
びんのリサイクルは明治時代より一升びん、ビールびんで行われてきました。
当時のリサイクル方法は洗って再利用するリターナブル方式を採用。
現在びん製品の多様化でリターナブル方式のほかに一度カレット(細かく砕く)にしてリサイクルするワンウェイびんの方法があります。
リサイクル率は70%となっております。
※グラスは耐熱性のものが多くびんと一緒にリサイクルはできません。
→缶
缶は素材によってスチール缶、アルミ缶と分かれます。
缶は何度でもリサイクル可能であることが特徴です。素材自体は何度も溶かして使うことができます。
また、びんのように割れることもありません。そのため簡易な包装でも運搬することが可能です。
リサイクル率はアルミ、スチール缶共に90%近くとなっております。
→紙
紙はダンボール、雑誌、新聞、紙パックと分かれます。
ダンボール、雑誌、新聞のリサイクル率は90%程度、紙パックは40%程度のリサイクル率となっております。
現在紙の全体的なリサイクル率は80%近くなっており、国内の需要(古紙利用率約60%)だけでは供給過剰となるため中国向けの輸出が進んでいます。
→ペットボトル
びん、缶の代替品として普及しました。ペットボトルの特徴は軽くて丈夫なことです。
圧縮することで大幅に減容(ベール)できるのですが、びん、缶、紙と比べると軽く、また再生資源としての価格も安いことからリサイクル率は70%となっております。
※ペットボトルのふた、ラベルはプラスチックとして別々にリサイクルされます。
上記、リサイクル品以外にもアルミラック等の非鉄金属、OA機器・電気器具・業務用冷蔵庫、同軸ケーブル・そのほか電線類などリサイクル可能な品目があります。
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